父親の家事/育児参加を楽しくしたい!けーけー(@comocci)です。
この記事を読んで下さっているあなたは、他者とのコミュニケーションに自信がありますか?
例えばこんな状況があったとします。
仕事の定時を2時間ほど過ぎたころ。
残業で取り組んでいた資料作りがやっと終わり、後輩があなたにこう言った
『いやー、私ほんとにまとめるのが下手くそで。今度パワポの使い方教えてください』
あなたならどういう返事をするでしょう?
僕の場合はきっとこんな感じです

もう一つ、こんな状況も想像してみてください。
自宅に帰宅して2時間ほど経った夜22時過ぎ。
子供を寝かしつけて食器を片付け終わり、奥さんがあなたにこう言った
『今日もキツかったー・・・子供たちぜんぜん言う事聞かないんだよ!子供連れて行くと思うと買い物に行く気もなくすし、部屋もぐちゃぐちゃだし・・・』
ずっと僕はこんな風に返していました



もっとヒドい時には、こんなアドバイスも付け加える始末



ヒドいですねぇー、ほんっと、ヒドい。
僕はこれで「奥さんの話に共感している」つもりでした。
でも、違ったようです。全然。
最近この本↓を読んで、僕の目からウロコが溢れ、排水溝が詰まりました。



本当の共感とは?
「共感の技術」は、他者へ共感を伝え、心の通ったコミュニケーションを引き出す方法について書かれた本です。
この本の中で著者は、共感の定義について
共感とは、人と人とが関わり合い、互いに影響し合うプロセス
としています。
そのためにまず必要なのが
「相手を受容すること」=そのまま受け入れる
ことなのだそうです。
では、相手を受容するために、具体的にどうすればいいか?
それは
- 判断しない
- 言葉にならない言葉(表情やジェスチャー)を聴く
ことだと書いています。
具体的な会話のヒント
「共感する技術」の中でで触れられている、相手に共感を伝えるための会話のコツを3つ、まとめてみました。
- 反射=相手の言ったことを判断せず、少しだけ形を変えて言い直す
- 「寂しいんですか?」ではなく「寂しいんですね」というニュアンスを意識する
- 相手を遮らず、話してくれるのを待つ
では、冒頭で挙げた例の場合はどうでしょう?
職場での会話
『いやー、私ほんとにまとめるのが下手くそで。今度パワポの使い方教えてください』









夫婦の会話
『今日も1日キツかったー・・・子供たちぜんぜん言う事聞かないんだよ!子供連れて行くと思うと買い物に行く気もなくすし、部屋もぐちゃぐちゃだし・・・』









家族の会話にこそ「共感」を意識したいと思った
と、ここまで例に挙げといてナンですが、仕事の人間関係では「共感」への意識は「できればやる」程度でも全然いいと思います。
それより僕は、身近な家族との関わりにこそ「共感」の効果が絶大だと感じています。
なまじ「理解し合えてる」っていう前提があるから、普段の会話の中で「共感」する意識が薄れがちなのが家族。
妻が悩みや愚痴を言ってきたとき、子供が駄々を捏ねたとき、つい「意見」を言いたくなります。
でもその気持ちをぐっと堪えて、「共感」から入るように意識したら、喧嘩も減るし、相手も話を聴いてくれるようになるから不思議です。









「共感の技術」を読んで感じた事まとめ
- コミュニケーションは苦手だけど「共感」に的を絞ればちょっとできそう
- 反射(相手の言葉の言い換え)+「どうしてそう思ったの(どの辺でそう思ったの)?」は結構マジックワード
- 身近な家族にこそ「共感」の効果は絶大
僕自身、まだまだ意識しはじめたばかりで、実際の日常生活で「共感」を伝えられているとは言い難いです。
しかしこの本を読んで、家族とのコミュニケーションが変わってきた実感はあるので、今後も意識していきたいと思います。
あと「他人と何話していいかわからない」とか「会話が続かない」という人にもこの本はオススメ。





現場からは以上です!
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