発想力を鍛えるためのトレーニングは5分あればできる

はろー!けーけーです。

ブログや日常会話のネタ、仕事で発生した課題への対処法・・・そういった場面の多くで求められる「発想力」

今回は野口悠紀雄の著書『「超」発想法』を読んで得たヒントと、自分自身の経験をもとに「発想を鍛えるためにすぐにできるトレーニング法」についてまとめてみました。

目次

常に考え続けている状態があってはじめてアイデアは生まれる

野口悠紀雄は著書『「超」発想法』で、アイデアが生まれる過程には大きくわけて3つの期間があるとしています。

それらは「没頭期」「潜伏期」「啓示期」と言われるもので、平たく言い換えると「没頭期」とは、情報を集めながら考えまくる期間。「潜伏期」とは、考えが尽きて休息しながらも無意識で思考が進んでいる期間。そして「啓示期」とは、無意識下で進んでいた思考が意識上に浮上する期間です。

つまり、発想力を養うためには、インプット→考え続ける→考えが尽きて休息する→アウトプット、というサイクルを習慣化するのが重要ってことですね。

トレーニングによって考え続ける習慣を生み出す

発想力を養うために重要なこれらのサイクルのうち、「インプット」は読書やニュースを読むことなどで日常的に行っていることです。しかし「考える」については、簡単なようで意外と習慣化することは難しいのではないでしょうか。

株式会社オンラインスクールが2018年に行なった「通勤電車での過ごし方」に関するアンケートによると、人びとが電車の中(着席)でやっていることのTop3は「休息・仮眠」「ニュースサイトを見る」「読書」でした。

このように多くの人は意識的な「インプット」はできていても、そこから「自分で考える」という過程まで進めることは多くないように思えます。

とはいえ、いきなり「考えろ」と言われても、具体的に何について考えてみればいいのか・・・困ってしまいますよね。

僕が実践している「考え続けるためのネタ」を自動的に生成するトレーニング法を、次に紹介します。

考え続けるトレーニングその1)とにかく理由を考える

考え続けるためのネタが生まれやすい1番手軽なトレーニングが「とにかく理由を考える」という方法。

例えば「自分がなぜ青色が好きなのかの理由を考える」「電車で空いている席の中で右端に座った理由を考える」「朝ごはんにシャケのオニギリを買った理由」という具合に、あらゆる物事の理由を説明してみるのです。

「子供の頃に住んでいた家のそばに川が流れていて、その川がいつも深い青色をしていた。家族で仲良く暮らしていた思い出と、その川の流れのイメージが結びついていている。僕が青色を好きな理由は、きっとそこにある」

こんな風に自分自身の言葉で理由を説明しようと試みることで、自動的に「考え続ける」トレーニングになります。

このトレーニングのポイントは、正解がないこと。

「青色が好きな理由は、幼稚園の頃に好きだった女の子の名前が「あおい」ちゃんだったからかもしれない。その子の名前がもし「ももこ」だったら、僕は桃色が好きになっていたはずだ」

極端にいえば嘘でもいいので、いろんなバリエーションを考えてみることが大事です。
2ちゃんねるの創始者であるひろゆき氏も、普段から「なぜ自分がそれを選んだのか」の理由を考えることを習慣にしているそうですよ。
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考え続けるトレーニングその2)本のストーリーを変える

読んだことのある本のストーリーや、友人から聞いた話のストーリーをアレンジしてみるトレーニング法です。

「おじいさんが拾ってきたモモの中から生まれた男の子が、勇敢な若者に成長し、鬼を退治するため旅に出かけた。しかし鬼の力は強大で、若者はついに故郷へ帰ることはなかった。
だが若者が村に残してきた一つぶ種である息子が、父親のかたきを打つために20年後にふたたび鬼の島に渡った。
ところがなんと鬼の島で息子が目にしたのは、子分たちを意のままに操り、略奪や襲撃を主導する鬼の大王になった父親の姿であった・・・」

これは今このブログを書きながらぱっと考えてみた一例ですが、すでにあるストーリーから派生させるので、比較的カンタンに発想を膨らませることができます。

本だけでなく、ニュースで知った事件や出来事などからストーリーを発展させていくのも、手軽にできて効率的なネタの生成方法です。

考え続けるトレーニングその3)フェルミ推定

「アメリカのシカゴには、何人のピアノ調律師がいるか?」

これは、フェルミ推定と呼ばれる考え方についての有名な問題です。

フェルミ推定とは、実際に調べることが難しい捉えどころの無い問題を、いくつかの手がかりを元に論理的に推定してみる手法で、ノーベル物理学賞を受賞したエンリコ・フェルミ氏に由来して名付けられました。
少し前には外資系コンサル会社や、googleの入社試験でも、このフェルミ推定を用いる問題が出されるとして話題になりましたね。

ちなみに上記の問題の考え方の例は以下の通りです。


シカゴの人口は300万人、1世帯あたりの人数は3人。10世帯に1世帯の割合でピアノを保有しており、ピアノは1年に1回の頻度で調律をする。調律師は1日に3回ピアノの調律を行うことができ、週休2日で年間250日ほど働く。
 
 
 
上記の情報が分かっているとすると
 
 
 
シカゴには100万世帯あり、ピアノは10万台あると推定できる。そして年間の調律のニーズは10万回あると言える。それに対して調律師1人あたり3×250=年間に750回の調律ができるので、そうすると10万÷750=130。つまりシカゴには130人の調律師がいると推定できる

これはあくまでも一例なので、必ず正解といえるものではありません。

他の要素、例えば平均年収と調律代金から割り出すなど、自分なりのロジックを思い描くことが大切ですよ。

考え続けるトレーニングその4)イタズラを考える

テレビの企画などでも定番ネタとなっているイタズラやドッキリ。これも考える習慣をつけるためのネタの宝庫。

「ドアノブを回そうとしたら取れる」「お風呂の蓋を開けたらカリントウが浮いている」「自分宛の無記名の郵便物を開けたら”誕生日おめでとう”と書いてある」etc…

人を驚かせたり喜ばせたりすることは思いつきやすいので、考えるためのネタとしては最適です。

さいごに

発想力を養うためには、「考える」習慣を身につけることがとても重要ですが、そのためのネタ探しに時間を使う必要はありません。

今回ご紹介したトレーニング法は、ネタを半自動的に生み出すことができ、しかも場所を選ばずいつでも実行することができるので、通勤電車の中などでぜひ試してみて下さい。

けーけー
現場からは以上です!
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