このページにたどり着いたということは、飲み会に出かける度に機嫌が悪くなる奥様(妻/嫁)と、なんとかうまくやっていく方法をお探しでしょうか?
特に子育て世代になると、ささいなことでも奥様から夫への不満は溜まりがち。
飲み会の多い僕の職場と、それを快く思ってない妻。10年近くかかって編み出した秘策です(笑)。どうぞ参考にしてみて下さい。
そのコツとは・・・
- 炎上必須のNGワードを絶対に言わない
- 0を1にする=「意外な早帰り」作戦
- 「夫婦時間のトレードオフ」を意識する
絶対に吐いてはいけない3つのNGワード
飲み会に出かけて帰ってくると奥様(妻/嫁)の機嫌が悪い。
最初は謝ったり機嫌を取ろうとしていたあなたも、だんだん奥様(妻/嫁)の態度が理不尽に思えてイライラしてきませんか?
「そこまで怒ることじゃないだろ」「飲み会くらいでごちゃごちゃ言うなよ」と。
そんな高ぶった気持ちの時につい口に出やすく、そして口に出したら100%の確率で火に油を注いでしまうNGワードが3つあります。
この3つだけは口が裂けても絶対に言ってはいけません。ぜーったいにです。

言ってはいけないその1「これくらい普通でしょ?」
これを言ってしまうと「は?なに基準の普通だよ?」「友達の旦那さん飲み会ない人いっぱいいますけど?」の応酬必至。
残念ながら、あなたの「普通」を表明することで、奥様(妻/嫁)は自分の気持ちが軽く見られたと感じて怒りが倍増します。
この「普通」という二文字は不機嫌という業火にとってのガソリンだということをキモに命じましょう。
言ってはいけないその2「俺だって行きたくて行ってるわけじゃない」
会社関係の懇親会、上司に誘われた系、言いたくなる気持ちはわかります。
でもね、言い訳じみてるんですよ。単純にダサいんですよこのセリフ。
100歩譲って、行きたくない飲み会に行ったから、で、何なんですか?
このセリフの後に続くのは「仕事の一部なんだよ」ですか?「俺の立場も分かれよ」ですか?
あなたが会社で管理職としてそれなりのポジションにいて、お給料も多く沢山の部下を労う立場であればまだ説得力はあります。
でももしただ断れずに流されて行ってるだけの立場だとしたら、尊敬は得られません。むしろ失います。
尊敬を失った男の末路は、飲み会に行って不機嫌になられるレベルじゃ済まないですよ。
少なくとも「自分を自分でコントロールする人間」である努力を放棄しないで下さい。
言ってはいけないその3「俺も色々我慢してる」
これが3つの中で最も言ってはいけないセリフです。
10,000%の確率で「あたしだって色々ガマンしてんだよ!」砲が返ってきます。
いやむしろ返してくれと言ってますね。いい感じのトスを上げてくる名コーチ。



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ここで突然ですが、夫婦間が穏やかな状態のときに以下のプチ実験をやってみてください。
- 夫と妻それぞれ心の中で「自分の家事/育児への貢献度は何%くらいか?」を見積もる
- 見積もった割合を出して、合計してみる
マイケル・ロスという心理学者達が行った有名なこの実験によると、その合計は多くの場合100%を超えました。
つまり人間は相手のやったことより自分のやったことの方を多く見積もりがちってことです。
「自己中心性バイアス」と言われるこの心の働きは、まさに夫婦げんかを起こす主犯格。
ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンはさらにこの働きが起きる根本原因を「利用可能性ヒューリスティック」という言葉で説明しました。
それは一言でいえばこういう事です。
「人は往々にして”事実”より”思い出しやすさ”によって物事を判断してしまう」
ほとんどの場合お互いが家事をこなした正確な回数を把握してる人はいません。だから自分が思い出しやすいこと=”自分自身がやった家事”の方を無意識に多く見積もってしまうということですね。
このように、上に挙げた3つの言葉は僕の経験上ゼッタイに吐いてはいけないNGワードです。
では飲み会で妻が不機嫌になるのはどうしようもない事なのでしょうか?



僕は次にあげるやり方で、円満な飲み会ライフを手に入れました。100パーセントとは言いませんが、嫌な顔をされる事が激減。






改善策その1「意外な早帰り」
そんな僕が円満な飲み会ライフのためにやっている秘策はズバリ
「意外な早帰り」作戦
で伏線を張っておくことです。
やり方は簡単。
- 飲みに行く
- いつもより早く帰宅する
- 意外と早く帰って来たな、と思ってもらう
これを一定の頻度で実行する。たったそれだけ。
しかし相手がいる飲み会だと「早く切り上げる」という事がそもそも難しいこともありますよね。
大丈夫です。それならば飲み会と称してたまに1人で飲みに行き、早く帰宅すれば良いんですよ。
-1をカバーするには0では足りない
よく勘違いしちゃうんですが「飲みに行く」の対義語を「飲みに行かない」と考えていてはいつまでも前に進みません。
奥様にとって「飲みに行く」が-1だとしたら、「飲みに行かない」は0です。「飲みに行ったけど家の事を気にかけてちゃんと早く帰って来てくれた」こそが+1なのです。
この「意外な早帰り」作戦でプラスマイナスのメモリを普段から少しづつプラス側にしておく事で、本物の飲み会に出かける時もギクシャクしにくくなります。
これができない限りあなたは永遠に
飲みに行く→不機嫌になる妻へのモヤモヤ
飲み行かないようにする→自分へのモヤモヤ
のループから抜け出せなくなります。



嘘も方便
「飲み会と称して実は1人で飲みに行く」と嘘をつくことに抵抗がありますか?
でも考えてみて下さい、あなたはそもそも「自分が行くべきだと思う飲み会くらいは波風立てず参加したい」と考えていたはずです。
それなのに奥様(嫁/妻)が怒るからというだけで「飲み会に行かない」という単純な選択をすると、今度は自分に嘘をついていることになります。
全てを正直に自由にやって許しあえる夫婦関係なら別ですが(そうであればそもそもこれを読んでいないと思いますが)、お互いが気持ちよく生活するための嘘は方便だと僕は考えます。
改善策その2「夫婦時間のトレードオフ」
もう1つの秘策は「夫婦時間のトレードオフ」です。
トレードオフとは「複数の条件を同時に満たす事が出来ない関係」の事です。日本語で言えば「あちらを立てればこちらが立たず」という事ですね。
具体的なやり方はこうです。
飲み会に行った時間と同じだけ、妻が自由になる時間を作る。
例えば飲み会で4時間使ったのであれば、奥様にも4時間の自由時間を作れるように配慮するという事です。
奥様(嫁/妻)に時間を作ろう
特に子育てをしていると、1人になれる時間というのはマジでめちゃくちゃ貴重です。
自分は好きなように飲みに出かけて、さらに休みの日も好きな事に時間を使う。
これでは関係に歪みが生まれて当たり前です。
「1人でどっか行って来ていいよ」と声をかける、または子供を外に連れ出して妻が家で1人で過ごせるようにする。
僕はそうやって自分が飲み会に使った時間をなるべく相手に還元するようにしています。



「美容院に行くついでにどっかでお茶でも」ルーティーン
個人的にオススメなのは「美容院に行くついでにどっかでお茶でもしてきなよ」ルーティーン。
髪を切ること自体が気分転換なので、さらにそこに自由時間をプレゼントして効果倍増を狙う、という魂胆です。
自分の時間と奥様(嫁/妻)の時間という2軸で考えるのではなく、「夫婦時間」という1つの共有財産を2人で使用する。
この「夫婦時間のトレードオフ」という考え方は、快適な飲み会ライフに欠かせないと思います。
まとめ
ここまで読んで頂きありがとうございました。
今日ご紹介した方法を実践して奥様(嫁/妻)の気持ちを汲み取った行動ができれば、飲み会で不機嫌になる事も減ります。
- 炎上必須のNGワードを絶対に言わない
- 0を1にする=「意外な早帰り」作戦
- 「夫婦時間のトレードオフ」を意識する
ぜひ試してみてください。



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