はろー!けーけー(@comocci)です。
僕は10代の頃からシンガーソングライターになりたくて、30歳になるあたりまで、割と本気で音楽にエナジーを注ぎ込んでいました。
だからというわけではないですが、“ステージに立つ人間”の気持ちには少なからず共感できるつもりです。
いや、まあ、うちのムスコが通う幼稚園の発表会のハナシなんですけどね・・・
うちのムスコの園では、なんやかんやと2〜3ヶ月に1度くらいの頻度でイベントがあります。
運動会・劇の発表会・音楽の発表会・・・成長を楽しみにしている親としては、やっぱり見逃したくない。
で、そういったイベントに出かけるたびに、いつもモヤモヤしてしまうことがあるんです。
それが
「みんなスマホとかビデオカメラとかに夢中で、拍手すくなくね?」
っていう光景。
そう、今日はこれについて書かせて下さいませ。
もうみんなスマホとかビデオカメラとか捨てちゃえばいいのに
色んなやり方をしてる園があるので、一概には言えないと思うけど、これって僕だけが感じてることなんだろうか。
たとえば我が子の園の場合、発表会を観に来てる親御さんの人数感は、だいたい100人くらいです。
(全体はもっと多いけど、クラス毎の入れ替え制)
そしてその殆どの親御さんはスマホやビデオカメラを構えてます。
すると手が塞がってるから、出し物が始まる前とか終わった後の拍手ができないんですよ。
もう、物理的にできない。
全員がやってない訳じゃないけど、じっとカメラを構えたままの人も多いし、カメラを持ってるから中途半端な拍手をしてる人もいる。
つまり目には100人のお客さんが見えてるんだけど、耳から聞こえてくる拍手のボリュームが、なんだか釣り合わない。
このギャップに僕はちょっとモヤっと、いや、かなりモヤモヤっと、するんですよねぇ・・・
幼稚園の先生方も「撮影ばっかりじゃなくて、もっと盛大に拍手してよ」って思ってるんじゃないかなぁ。
たくさんの人の拍手という麻薬
ぼくは演奏する側としてステージに立っていたので分かるんですが、お客さんの拍手のパワーって本当に凄い。
演奏が終わって0.5秒くらいの間があって、ドカンと返ってくる拍手のあの感じ。
あれに勝る歓びはなかなか他には無いものです。
幼稚園の劇や音楽会だって同じじゃないですか。
その瞬間がライブなんです!
普段の生活の中でそんな機会なんてめったに無いいじゃないですか。
だから子供たちにはあの感覚を味わってほしいなって思うんです。
ちょっとだけカメラを止めて、盛大な拍手を
可愛い子供の成長を目に焼き付けに来た親の1人として、カメラで克明に記録しておきたい気持ちは僕も同じ。
だからこそ、拍手をするときだけ、少しだけでいいから意識的にカメラを操る手を止めて、盛大にパチパチいきませんか?
かつてビートルズのジョン・レノンは、エリザベス女王とか王室、社交界の面々がたくさん出席するセレブなコンサートで、こんなジョークを言いました。
「最後の曲になりました。安い席の方は拍手をして下さい。他の席の方は宝石をジャラジャラ鳴らしてください。」
ま、このハナシとは関係があるようで、ぜんぜん無いんですけどね。

おわりに
今日書きたかったことはこれだけです。
同じようなことを感じている人がいたら、嬉しいです。
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